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「圧巻投球」と「初回KO」が同居…今井達也が苦しむ“配球の前提”とアストロズが求めること
アストロズ・今井達也投手が、MLBへの適応に苦しんでいる。 日本時間7月28日のエンゼルス戦(アナハイム)に先発した今井は、初回から制球が定まらなかった。打者7人に対して33球を投げ、1安打4四球2失点、1ボーク。ストライクは33球中わずか12球(36%)にとどまり、2/3回で無念の降板を余儀なくされた。日本時間1日にはブルペンへの配置転換がエスパーダ監督から発表された。 今季15度目の登板で初回を投げ切れなかったのは3度目。5回未満でマウンドを降りた試合は8度を数え、先発投手の役割とされるクオリティー・スタート(QS=6回以上を自責点3以内)はわずか5度しかない。ここまで15試合(58回2/3)を投げて6勝4敗、防御率5.83、72奪三振、40四球。奪三振率は高く、球威や宝刀・スライダーが通用する場面も少なくない一方で、与四球率も高く、自ら苦しい状況を招くケースが目立っている。 3年総額5400万ドル(約88億5000万円)の大型契約で加入した右腕は、投球がハマった時には打者を圧倒するだけの能力を見せる。しかし、その一方で最大の課題である制球難を克服できず、好投と乱調を繰り返している。 もっとも、この「安定感」という課題は西武時代から変わっていない。 高卒入団当初から150キロ台後半の速球と七色のスライダーを武器に将来のエース候補として期待されながら、理想のフォームを求めて毎年のように試行錯誤を繰り返した。フォームが固まらず、四球で走者をため、長打を浴びる悪循環に苦しんだ時期も長かった。 転機となったのは2022年のオフ、アスリートコンサルタント・鴻江寿治氏との出会いである。自分の体の特徴を知り、その使い方を見直したことで投球フォームが安定し始め、ボールの再現性が向上。23年以降は日本球界を代表する先発投手へと飛躍した。それでも制球への不安が完全に消えたわけではなく、好不調の波は最後まで課題として残っていた。 西武時代から今井を見続けてきたパ・リーグ球団のスコアラーは、その特徴をこう分析する。 「今井のストレートはスリークオーター気味の腕の振りからナチュラルにシュート回転し、右打者の胸元へ食い込んでくる。そのため西武時代は、右打者の内角に構える捕手はまずいなかった」






















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