「アメリカ」に関する記事一覧
エマニュエル・トッドが問う「アメリカに頼れない時代」 日本は本当に「守られている」のか?
被爆国・日本にとって、「核武装」という議論は決して軽く口にできるものではありません。しかしフランスの歴史家エマニュエル・トッド氏は、アメリカの力が相対的に弱まりつつある現在、日本は安全保障の前提そのものを見直すべき時期に来ていると指摘します。その議論の中でトッド氏が提起するのが、「日本の核保有」という極めて挑発的な選択肢です。広島・長崎の記憶を持つ日本にとって、この問題は単なる軍事政策ではなく、歴史的トラウマと対米依存の問題でもあります。では、「国を守る」とは本来どういう意味なのか。軍事だけでなく、経済や外交を含めて考え直す必要はないのか。トッド氏と国際政治学者・三牧聖子氏の議論から、アメリカに頼れない時代の安全保障をめぐる根本的な問いを読み解きます。『2030 来たるべき世界』より一部を抜粋・再編集してお届けします。
世界は今、ニヒリズムのまっただなかにある エマニュエル・トッドが語る「失敗を認められないエリートたち」
ウクライナ戦争や中東情勢をめぐる混乱の背景で、西洋社会はいま何に突き動かされているのか。フランスの歴史家エマニュエル・トッド氏は、EUの失敗や戦争の長期化の背後には、正当性を失ったエリート層が現実を直視できず、「宗教ゼロ」の時代に特有のニヒリズムに陥っている状況があると指摘する。価値の拠り所を失った社会では、失敗から抜け出す代わりに対立を続け、戦争を語り続ける傾向が強まるというのだ。さらにトッド氏は、日本もまたアメリカのシステムの一部としてこの構造の中に組み込まれていると語る。西洋の危機の本質とは何か、そしてその中で日本はどのような位置にあるのか。最新刊『2030 来たるべき世界』から一部を抜粋・再編集してお届けします。
「砲弾を作れない超大国」 エマニュエル・トッドが語るアメリカ衰退の本当の理由とは?
GDPではロシアを大きく上回るはずの西洋が、なぜウクライナ戦争で十分な軍事物資を供給できないのか。フランスの歴史家エマニュエル・トッド氏は、その理由を「社会の深層」に求めます。米国ではエンジニアを養成する能力が衰え、教育システムが崩れ始めているというのです。さらにその根底には、かつて西洋社会を支えてきた宗教的価値観の消滅があります。信仰と道徳の基盤を失った社会は、やがて「生きる意味」を見失い、ニヒリズムへと傾いていく。トッド氏は、この精神的空洞こそが現代アメリカの好戦性を生み出していると指摘します。最新刊『2030 来たるべき世界』から一部を抜粋・再編集してお届けします。






























