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北村有

北村有

ライター

プロフィール

映画、ドラマのレビュー記事を中心に、役者や監督インタビューなども手がける。休日は映画館かお笑いライブ鑑賞に費やす

北村有の記事一覧

【NHK朝ドラ「ばけばけ」第22週開始】 またもやトキ(高石あかり)とヘブン(トミー・バストウ)にすれ違い? 妊娠とフィリピン行きが示す“岐路”
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第22週開始】 またもやトキ(高石あかり)とヘブン(トミー・バストウ)にすれ違い? 妊娠とフィリピン行きが示す“岐路” 高石あかりがヒロイン・トキを演じる「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)。第22週「アタラシ、ノ、ジンセイ。」は、作家としての夢と新しい命の誕生という二つの“新しい人生”が交差する週になりそうだ。英語を学ぼうと奮闘するトキと、フィリピン滞在記という新たな挑戦に心を傾けるヘブン(トミー・バストウ)。そこへ突然、妊娠の知らせが訪れ、夫婦の未来を大きく揺さぶることになる。祝福とすれ違いが同時に訪れる、静かな転換点が描かれた。
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第21週】愛と特権、その揺らぎ 呪いを引き受けたヒロイン・トキ(高石あかり)とヘブン(トミー・バストウ)の“対等性”の行方は?
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第21週】愛と特権、その揺らぎ 呪いを引き受けたヒロイン・トキ(高石あかり)とヘブン(トミー・バストウ)の“対等性”の行方は? 高石あかりがヒロイン・トキを演じる「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)。第21週「カク、ノ、ヒト。」終盤では、呪われた女・イセ(芋生悠)の語る言い伝えと、それを“引き受けた”トキの献身が胸を打つ一方で、ヘブン(トミー・バストウ)という男性が持つ無自覚な特権性をも浮かび上がらせた。愛は本当に対等なのか。「リテラリーアシスタント」という言葉の裏に潜む格差、そして夫婦に横たわる情報の非対称性。優しい嘘の陰で、物語はより深い問いを投げかけている。
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第21週開始】失業危機のヘブン(トミー・バストウ)は「書く人」へ イセ(芋生悠)が“呪われている”理由は次回判明?
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第21週開始】失業危機のヘブン(トミー・バストウ)は「書く人」へ イセ(芋生悠)が“呪われている”理由は次回判明? 高石あかりがヒロイン・トキを演じる「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)。第21週「カク、ノ、ヒト。」は、ヘブンが英語教師ではなく、あくまで“書く人”として生きる覚悟を試されるような週のようだ。勤務先である熊本第五高等中学校の“廃止の議論”、届いた80円の為替、そして熊本に残る数々の言い伝え。職を失うかもしれない不安のなか、物語は家族を守る術になり得るのか。
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第20週】連続盗難に見せかけた優しい嘘の連鎖 平穏な熊本でヘブン(トミー・バストウ)の創作意欲が再び火を噴く
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第20週】連続盗難に見せかけた優しい嘘の連鎖 平穏な熊本でヘブン(トミー・バストウ)の創作意欲が再び火を噴く 高石あかりがヒロイン・トキを演じる「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)。新しく熊本での暮らしが始まった第20週は、時間の余裕が引き金になったように思える“焼き網盗難事件”が中心となった。続いて松野家に身を寄せる書生であり錦織友一の弟・丈(杉田雷麟)の懐中時計と、同じく書生の正木(日高由起刀)の財布もなくなる。だが“懐中時計と財布”は、松野家の面々を守る優しい嘘で、ヘブン(トミー・バストウ)の創作意欲にふたたび火をつけるきっかけにもなった。
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第20週開始】不自由のない熊本での暮らしは「窮屈」 張り合いのない松野家で暴走の司之介(岡部たかし)は“成功”に苛立ち
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第20週開始】不自由のない熊本での暮らしは「窮屈」 張り合いのない松野家で暴走の司之介(岡部たかし)は“成功”に苛立ち 高石あかりがヒロイン・トキを演じる「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)。ついに松江を離れ、熊本での新生活が始まった松野家。しかし第20週「アンタ、ガタ、ドコサ。」が描いたのは、新天地の高ぶりではなく、豊かさゆえの空白だった。女中を雇い、不自由のない暮らしを手に入れたはずのトキたちは、手持ち無沙汰で暇を持て余している。インスピレーションが得られず執筆が捗らないヘブン(トミー・バストウ)、手毬唄すら許されないトキや母のフミ(池脇千鶴)、そしてふたたび怪しげな動きを見せる父・司之介(岡部たかし)。豊かなことは幸せなのか。 *  *  *
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第19週】錦織(吉沢亮)の35秒の沈黙が示す想い 守るために離れるヘブン(トミー・バストウ)の決断と“松江”との別れ
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第19週】錦織(吉沢亮)の35秒の沈黙が示す想い 守るために離れるヘブン(トミー・バストウ)の決断と“松江”との別れ 高石あかりがヒロイン・トキを演じる「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)。松江を離れ、熊本へ行かないか。ヘブン(トミー・バストウ)のその一言から始まった第19週「ワカレル、シマス。」は、繋ぐ絆と断たれる絆をめぐる週だった。愛する人・トキを守るために去ろうとする男・ヘブンと、残される者・錦織友一(吉沢亮)の静かな痛み。95回、喀血する錦織と圧巻の“35秒”にも耳目が集まった。
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第19週開始】ヘブン(トミー・バストウ)が探すトキ(高石あかり)の“安全地帯” 松江を離れる選択の「先」
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第19週開始】ヘブン(トミー・バストウ)が探すトキ(高石あかり)の“安全地帯” 松江を離れる選択の「先」 高石あかりがヒロイン・トキを演じる「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)。ヘブン(トミー・バストウ)がいきなり熊本行きを打診した第19週「ワカレル、シマス。」では、トキやその家族はもちろん、残される側の錦織友一(吉沢亮)の戸惑いが描かれた。それほどまでに、松江の厳しい冬がヘブンを苦しめているのかと思いきや、彼の選択はこれ以上トキを傷つけないための方策だった。離れたい人と、残りたい人。相反するようでいて、ふたりの視線は同じ場所を向いている。
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第18週】ヘブン(トミー・バストウ)が旅立ちを決意! 回復と別れの予感が漂う「マツエ、スバラシ」
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第18週】ヘブン(トミー・バストウ)が旅立ちを決意! 回復と別れの予感が漂う「マツエ、スバラシ」 高石あかりがヒロイン・トキを演じる「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)。第18週「マツエ、スバラシ。」は、祝福ムードが一転して暴力へと変化し、また収束していく流れを追った週だった。石を投げられ、罵られ、眠れなくなるほど追い詰められたトキ。しかし、江藤知事(佐野史郎)にまつわる別のゴシップが“潮目”を変える。松野家の玄関先にガラクタが投げ込まれることはなくなり、また静かな日常が戻ってきた。人は、傷つけたことすら簡単に忘れてしまう。それでもトキの周囲には、家族や親友らの愛があった。
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第18週開始】祝福が一転、トキ(高石あかり)はラシャメン? 暴走する集団心理に孤立する松野家
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第18週開始】祝福が一転、トキ(高石あかり)はラシャメン? 暴走する集団心理に孤立する松野家 高石あかりがヒロイン・トキを演じる「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)。これまで積み上げられてきた「祝福」の空気が、音を立てて崩れていく一週間だった。借金完済という本来めでたい出来事をきっかけに、松江の人々は一斉に態度を翻し、トキを「ラシャメン」と罵り始める。その豹変ぶりは、単なる心変わりではない。ここで描かれていたのは、善良であるはずの人々が集団になることで、いかに残酷になり得るかという、集団心理の恐ろしさだ。
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第17週】「つかめんかった」 シンデレラにならなかったサワ(円井わん)の矜持と、トキ(高石あかり)も渡せなかった花束
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第17週】「つかめんかった」 シンデレラにならなかったサワ(円井わん)の矜持と、トキ(高石あかり)も渡せなかった花束 高石あかりがヒロイン・トキを演じる「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)。第17週「ナント、イウカ。」では、トキの友人・サワ(円井わん)と、松江の秀才で“半分弱”こと庄田(濱正悟)の恋の芽生えが描かれる。しかし、最終的に成就はしなかった。選ばれなかった人生の尊厳を、これ以上ないほど丁寧に描くこととなった17週。庄田の誠実なプロポーズを前に、サワは「つかめんかった」と言い、差し出された未来を手放す。その選択は、決して悲劇として処理されない。トキという“シンデレラ”の存在を横に置きながら、「ばけばけ」は、幸福の物語から零れ落ちた場所にこそ、誇りがあるのだと語りかけてくる。
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