北村有
ライター
プロフィール
映画、ドラマのレビュー記事を中心に、役者や監督インタビューなども手がける。休日は映画館かお笑いライブ鑑賞に費やす
北村有の記事一覧
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第24週開始】帝大から解雇されたヘブン(トミー・バストウ)と“弱さを許し合う”司之介(岡部たかし) 息子の言葉は“怪談誕生”のフラグ?
高石あかりがヒロイン・トキを演じる「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)。錦織友一(吉沢亮)の死から10年経過した第24週「カイダン、カク、シマス。」では、生活の拠点を東京に移したヘブン(トミー・バストウ)やトキたちの、穏やかな家族生活が描かれた。しかしその裏で、実はヘブンは東京帝国大学を解雇されており、“終わった人間”としてのやるせなさを噛みしめている。誰にも言えない弱さを抱え込む彼を救ったのは、義理の父・司之介(岡部たかし)との静かな連帯だった。
【ばけばけ第22週】揺れる夢、訪れた命。ヘブン(トミー・バストウ)がトキ(高石あかり)と “拓く” 「アタラシ、ノ、ジンセイ。」
高石あかりがヒロイン・トキを演じる「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)。第22週「アタラシ、ノ、ジンセイ。」後半では、フィリピン滞在記の話を知っているとラン(蓮佛美沙子)から聞かされたヘブン(トミー・バストウ)が、ついに決断の時を迎える。トキは彼の夢を引き止めないと決めていたが、散歩の途中で妊娠が明らかになると、ヘブンは父になる喜びに満ち、日本に残ることを選んだ。そして迎えた出産の日、ふたりのもとに男の子が誕生し、家族としての新しい人生へと踏み出していく。
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第21週】愛と特権、その揺らぎ 呪いを引き受けたヒロイン・トキ(高石あかり)とヘブン(トミー・バストウ)の“対等性”の行方は?
高石あかりがヒロイン・トキを演じる「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)。第21週「カク、ノ、ヒト。」終盤では、呪われた女・イセ(芋生悠)の語る言い伝えと、それを“引き受けた”トキの献身が胸を打つ一方で、ヘブン(トミー・バストウ)という男性が持つ無自覚な特権性をも浮かび上がらせた。愛は本当に対等なのか。「リテラリーアシスタント」という言葉の裏に潜む格差、そして夫婦に横たわる情報の非対称性。優しい嘘の陰で、物語はより深い問いを投げかけている。
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第20週開始】不自由のない熊本での暮らしは「窮屈」 張り合いのない松野家で暴走の司之介(岡部たかし)は“成功”に苛立ち
高石あかりがヒロイン・トキを演じる「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)。ついに松江を離れ、熊本での新生活が始まった松野家。しかし第20週「アンタ、ガタ、ドコサ。」が描いたのは、新天地の高ぶりではなく、豊かさゆえの空白だった。女中を雇い、不自由のない暮らしを手に入れたはずのトキたちは、手持ち無沙汰で暇を持て余している。インスピレーションが得られず執筆が捗らないヘブン(トミー・バストウ)、手毬唄すら許されないトキや母のフミ(池脇千鶴)、そしてふたたび怪しげな動きを見せる父・司之介(岡部たかし)。豊かなことは幸せなのか。 * * *


















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