「出産と子育て」に関する記事一覧
子どもたちの一〇〇の言葉
「子どもには100の言葉がある(中略)けれど99は奪われる。学校や文化が頭と体をバラバラにする」 これは、子どもたちの創造性を育む幼児教育法として世界的に評価されている「レッジョ・エミリア保育」の創設者の1人、マラグッツィの詩の一部だ。その詩から表題を取った本書は、写真や絵をふんだんに使い、その幼児教育の実際の現場を詳しく紹介した1冊である。レッジョ・エミリアは北イタリアの小さな町。第二次大戦直後に、町の人々が力を合わせ、幼児教育の場を作ろうとしたことから、その実践が始まり、いまやこの町の幼児教育は世界一の水準に至ったという。 子どもたちの想像力を尊重し、子ども同士の対話を重視し、体を動かし、木の実や貝殻、金属片や針金などを用いて、手を使って表現することで、創造性を育むその手法は、実に楽しく、加えて、もはや一つのアートにもなっている。原書の出版は16年前だが、この日本版の造本は非常に美しく、その内容は今、まさに読まれるべきものであろう。
特集special feature
菊池先生の「ことばシャワー」の奇跡
著者の菊池氏は北九州市立小倉中央小学校教諭。学級崩壊やいじめは、子どもの「自分に対する自信のなさ」「コミュニケーション力の乏しさ」が原因で、その結果、「クラス内の信頼関係が築けない」と分析する。 菊池教諭はプラスの考え方や行動をうながす言葉をシャワーのように掛け続けることで、児童の聞く力・話す力・自主的な行動力を高めてきた。本書では6年生のクラスが一年間でどのように変化したか、その軌跡と奇跡を関原氏がルポの形でまとめている。 特に素晴らしいのは、日替わりでクラスメートの長所やよいふるまいを見つけあい、帰りの会で発表する取り組み。観察力と判断力が育つという。ほめられた子どもは自信と安心感を得る。周りは真似しようとする。個々の成長が集団の信頼関係と思いやりにつながる。一方、「言葉の力がない人は友達のよさに気付かない。物事を表面的に好きか嫌いか、敵か味方かで振り分ける」と菊池教諭は指摘する。 会社員や職員の研修にも、十分役立つ内容が多い。




















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