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「出産と子育て」に関する記事一覧

産めないから、もらっちゃった!
産めないから、もらっちゃった! 養子縁組の現場では、「授かる」「迎える」といった表現が主流で、「もらう」という言葉は使われない。24年前に特別養子縁組で女の子を“もらった”著者は、あえてこの言葉を選んだ。「神様から特別にもらった」という意味と、「もらわれてきた子」という偏見に負けない強さを身につけてほしいという願いを込めたからだ。  本書は、実親との縁をなくし、養親の実子として縁組する特別養子縁組制度で、生後40日の女の子を受け入れた女性の記録。  小さな命を抱いた瞬間にとめどなく流れた涙。娘が幼い頃から、自分の言葉で真実を伝えるという決意。娘が成長し、何でも話し合える間柄になった喜びなどが率直に記されている。  不妊や養子縁組など、内容は深刻だが、著者の明るく前向きな生き方ゆえか重さはない。また、「養子だから不幸だと思ったことは一度もない」という娘が、昔を振り返る章は、養子側の心情がよく分かり、読み応えあり。  「血よりも濃い水」が確かに存在し、その繋がりの素晴らしさを如実に物語る一冊。

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    ひとりごと絵本
    ひとりごと絵本 著者は及川賢治と竹内繭子によるユニットで、これまで多くのイラストや絵本を手がけている。彼らの最新作は、及川がTwitterに投稿した言葉に、可愛いけれど、どこかへんてこなイラストが添えられたものだ。絵本とはいえ、240ページもあり、ところどころに小さなメモ用紙のようなページが綴じ込まれるなど、造本に遊び心があってめくるのがとにかく楽しい。  及川のつぶやきは、シンプルだが独特である。「薬の説明書は開封したとたんに顔を出してくる。目立ちたがり」「猫って影までかわいいなぁ」「販売機でジュースを買うと隅っこにばかり出てくる。あんなに広いのに」……なんだろう、このじわじわくる感じは。まるで現代の尾崎放哉か種田山頭火かといった趣があるではないか。子どもと大人の感性を自由に行き来する振れ幅がこの世界観を作り上げている。生活の中にあるちょっとした気づきと考察は、浅いようで案外深い。その意味で本書は、肩肘はらずに読める大人のための哲学絵本と言えそうだ。

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