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西尾典文

西尾典文

スポーツライター

プロフィール

西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から専門誌に寄稿を開始。修了後も主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間400試合以上を現場で取材し、AERA dot.、デイリー新潮、FRIDAYデジタル、スポーツナビ、BASEBALL KING、THE DIGEST、REAL SPORTSなどに記事を寄稿中。2017年からはスカイAのドラフト中継でも解説を務めている。ドラフト情報を発信する「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも毎日記事を配信中。

西尾典文の記事一覧

ヤクルト・山田哲人 Mr.トリプルスリー復活のカギは?
ヤクルト・山田哲人 Mr.トリプルスリー復活のカギは? 2015年から2年連続で打率3割、30本塁打、30盗塁の『トリプルスリー』を達成した山田哲人(ヤクルト)。しかし、昨年はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の影響もあってか、全試合フルイニング出場を果たしたものの、レギュラーを獲得した2014年以来、全ての面で最低の成績に終わった。チームも球団ワースト記録となる96敗を喫するなど試練のシーズンとなった。そこから復活するには何がポイントになるのか。過去3年の成績を見ながら検証してみたいと思う。
上原浩治が日本で“復帰すべき球団”は…古巣巨人は最適ではない?
上原浩治が日本で“復帰すべき球団”は…古巣巨人は最適ではない? 例年以上に動きが鈍いと言われているメジャーリーグのFA市場。日本人選手ではキャンプイン目前に青木宣親が古巣のヤクルトに復帰したが、ここへ来て上原浩治も日本球界への復帰を検討しているという報道が流れた。今年で43歳を迎え過去2年間の防御率は3点台と打ち込まれる場面も増えているが、まだまだその力は健在。特にリリーフに転向した2010年から8年連続で投球回を上回る奪三振をマークしていることは見事の一言である。そんな上原を最も必要とし、またフィットする球団はどこになるのか。現在のNPB12球団の戦力から探ってみた。
高すぎる200勝の壁… 松坂大輔も“射程圏外”の偉業に挑むのは?
高すぎる200勝の壁… 松坂大輔も“射程圏外”の偉業に挑むのは? 昨年は青木宣親(ヤクルト)、荒木雅博(中日)、阿部慎之助(巨人)、鳥谷敬(阪神)と3人の選手が2000本安打を達成した(※青木は日米通算)。今年もがあと25本に迫る内川聖一(ソフトバンク)の達成が確実視されており、あと38本の福浦和也(ロッテ)も可能性はあると言えるだろう。しかしその一方で先発投手の金字塔と言える200勝は2016年に達成した黒田博樹(広島)以降、それに迫る投手は出てきていない。また黒田は日米通算の記録であり(NPB124勝、MLB79勝)、日本だけの記録となると2008年に達成した山本昌(中日)まで遡ることになる。
中日投手陣の「潜在能力」が半端ない! 王国形成へ待ったなし
中日投手陣の「潜在能力」が半端ない! 王国形成へ待ったなし 球団ワースト記録を更新する5年連続Bクラスに低迷している中日。今年のキャンプでは松坂大輔の加入で大きな注目を集めているが、過去3年間の成績を見ると過度な期待はかけづらいというのが首脳陣の本音ではないだろうか。昨年の投手成績を見ると規定投球回に達したのは大野雄大とバルデスの二人だけで、バルデスは既に退団している。このことだけでも今シーズンも苦しい戦いが予想されるが、投手陣の顔ぶれを見てみると数年前と比べるとだいぶ将来像が見えてきた印象も受ける。そこで改めて中日投手陣の今シーズン、近未来を展望してみたい。
松坂大輔の“尋常じゃない伝説” 打ち破った数々の常識
松坂大輔の“尋常じゃない伝説” 打ち破った数々の常識 今年のキャンプで最も注目を集めている選手と言えば、松坂大輔(中日)になるかもしれない。過去5年間の低迷から観客動員に苦しんでいる中日キャンプには多くのファンが詰めかけ、スポーツ紙でも連日のように松坂の動きが報じられている。日本球界復帰後の成績を見れば鮮やかな復活劇を期待するのは難しそうだが、それでもここまでファンの心をつかむのには理由がある。それはこれまで松坂が野球界のあらゆる常識を打ち破ってきたからに他ならない。そこで改めて松坂が変えたものを振り返ってみたいと思う。
ダルビッシュ、大谷…選手の体格が“超重量化”  パワー増強の一方で弊害も
ダルビッシュ、大谷…選手の体格が“超重量化”  パワー増強の一方で弊害も 近年、プロ野球選手の巨大化が進んでいる。かつては180cmを超えれば長身と言われていたが、ダルビッシュ有(カブス)、大谷翔平(エンゼルス)、藤浪晋太郎(阪神)など190cmを優に超えるような選手も少なくない。昨年のドラフトでも椎野新(ソフトバンク4位)など4人の選手が190cmオーバーの長身で、185cm以上は20人にものぼった。しかし身長以上に顕著なのが体重の増加である。20年前の1998年、体重100kgを超えていた日本人選手は吉永幸一郎(ダイエー、巨人)、高橋智(オリックス、ヤクルトなど)のわずか二人であったが、今シーズンは実に16人もの選手が100kgの大台をクリアしている。重い順に選手を並べると下記のようになった。
松坂大輔のライバルたちは今… センバツ記念大会は“逸材の宝庫”
松坂大輔のライバルたちは今… センバツ記念大会は“逸材の宝庫” 先月26日、選抜高校野球大会の出場校が発表された。今年は90回記念大会ということで例年より多い36校が出場するが、このような形で出場枠が多くなったのは20年前の第70回大会からであり、今回で3度目である。そこで今回は過去2回の記念大会で活躍した選手達の現在について紹介したいと思う。※所属は最終在籍チーム。
恐るべき“背番号の魔力”  変更が裏目に出た選手も…
恐るべき“背番号の魔力”  変更が裏目に出た選手も… オフシーズンのプロ野球で大きな話題となるのは選手の入退団と契約更改であるが、他にも多く変更されるものがある。それが選手の背番号だ。もともとプロ野球における背番号はヤンキースが打順に合わせてつけたものが広がったこともあり、野手の中心選手が一桁の番号を、投手の中心選手が(11以降の)10番台をつけることが現在では一般化されている。
移籍先が決まらない…村田修一はどの球団でも“戦力外”なのか?
移籍先が決まらない…村田修一はどの球団でも“戦力外”なのか? 中日は1月23日、松坂大輔の入団テストを行い、その結果今シーズンの契約を結ぶと発表した。しかし『松坂世代』と呼ばれ、球界を席巻した同世代の選手で去就が未定の選手はまだ残っている。高校3年春のセンバツ決勝で松坂と投げ合った久保康友(前DeNA)、新人王を獲得した梵英心(前広島)などがそうだが、中でも実績的にナンバーワンと言えるのが村田修一(前巨人)だ。

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