

西尾典文
スポーツライター
プロフィール
西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から専門誌に寄稿を開始。修了後も主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間400試合以上を現場で取材し、AERA dot.、デイリー新潮、FRIDAYデジタル、スポーツナビ、BASEBALL KING、THE DIGEST、REAL SPORTSなどに記事を寄稿中。2017年からはスカイAのドラフト中継でも解説を務めている。ドラフト情報を発信する「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも毎日記事を配信中。
西尾典文の記事一覧





なぜ、日本プロ野球はキャッチャーが育たないのか【八重樫幸雄】
正捕手不在。現在のプロ野球界にとって大きな課題となっている出来事の一つではないだろうか。昨年行われたWBCでは小林誠司(巨人)がラッキーボーイとなったものの、その後の成績は芳しいものではなく、チームでも万全の地位を築いているとはいえない。再来年に開かれる東京五輪でも、現時点では有力な正捕手候補は不在という状況だ。また、アマチュア時代に強肩強打を売りにしていた選手が、プロ入り後に伸び悩むケースも多い。そこでプロで大成するキャッチャーの条件、難しさについて、自らも長年キャッチャーとしてプレーし、コーチ、スカウトの立場で多くの選手を見てきた元ヤクルトの八重樫幸雄氏に話を聞いた。




松山商、広島商… 甲子園を制した古豪の今【西尾典文】
今年で100回の記念大会を迎える全国高校野球選手権大会。春に行われた選抜高校野球も90回の記念大会であり、まさに高校野球にとってはメモリアルイヤーと言える。これまでも甲子園を舞台に多くの高校が名勝負を繰り広げてきたが、勢力図は時代とともに変化している。そして、その象徴的な出来事が一昨年起こった。7度の甲子園優勝(歴代2位タイ)、甲子園通算96勝(歴代3位)を誇るPL学園(大阪)が2016年の夏の選手権大会を最後に休部となったのだ。桑田真澄、清原和博の『KKコンビ』など多くのプロ野球選手も輩出した名門の休部は一つの時代の終わりを感じさせるものだった。

菊池雄星、松井裕樹に続け…「本格派左腕」ドラフト候補を追う【西尾典文】
本格派サウスポーは、その希少性から高く評価されることが多い。今年のプロ野球を見ても、規定投球回数をクリアしている投手は両リーグ合わせて34人のうち、日本人の左投手はわずかに6人。防御率10傑に名を連ねているのは東克樹(DeNA)と辛島航(楽天)の2人だけという状況である。特に高校卒で入団した選手は少なく、昨年最多勝と最優秀防御率に輝いた菊池雄星(西武)もシーズン終了後のメジャー移籍が有力視されている。他ではリリーフの松井裕樹(楽天)と3年目の小笠原慎之介(中日)がわずかに目立つ程度だ。そこで今回は菊池の後釜となれる可能性を持った貴重な本格派サウスポーの素材を高校球界から探してみたいと思う。
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