
「病気」に関する記事一覧
特集special feature





ドキンちゃん声優・鶴ひろみさん 首都高で突然死 前触れなく破裂する大動脈解離の怖さ
「それいけ!アンパンマン」のドキンちゃん、「ドラゴンボール」のブルマをはじめ、「ペリーヌ物語」のペリーヌ、「きまぐれオレンジ☆ロード」の鮎川まどかなどで知られる声優の鶴ひろみさんが16日夜、首都高速道路上に停車中の乗用車内で意識不明の状態で見つかり、同日、搬送先の病院で死亡が確認された。所属事務所によると、死因は運転中の大動脈解離。57歳だった。弾力性がなくなりもろくなった大動脈に瘤(こぶ)ができて破裂したり、血管の壁が内側で剥離した状態になる。緊急に治療しないと命に関わるのが大動脈疾患だ。週刊朝日ムック「脳卒中と心臓病のいい病院」から、その予防や治療などを解説する。

現場で働くプロが見た在宅医療の現実 救急車呼んで後悔する家族、葬式で批判する親戚…
病院やケア施設、患者の自宅など、看取りの現場で働く人に悲惨な職場環境と理想の死に方について聞いた。病棟勤務を経て6年前に訪問看護ステーションの看護師になったAさん、病院勤務を経て現在、訪問看護ステーションを経営するBさん、某大病院で緩和ケア病棟の立ち上げに携わった医師Cさん、病院系列の在宅医療支援アパートに勤務する介護福祉士のDさんの匿名座談会を公開する。 * * * B:残された人が不幸な思いをする死に方は、こっちも見ていてつらい。だから、患者さんと家族の気持ちにズレがある場合は、よくない結果をもたらしかねない。施設に入って最期を迎えようと決めた患者さんでも、死ぬ間際になって「本当は自宅で死にたかった」と家族に漏らしてしまうことが多いんですよね。すると、家族は気持ちを理解していなかったことを後悔することになる。在宅だと、家族と親戚の気持ちのズレから不幸な結果を招くケースもあります。患者本人の希望を受け入れて自宅で最期を看取ったのに、親戚が「こんなに頑張ってきたお父さんを何で病院に入れてもっといい治療を受けさせようと思わなかったのか?」と家族を責めるケースがあるんです。お葬式の席で言われて、「やっぱり病院がよかったのかな……」と後悔されている家族を何人も見たことがあります。