「朝ドラ」に関する記事一覧
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第20週開始】不自由のない熊本での暮らしは「窮屈」 張り合いのない松野家で暴走の司之介(岡部たかし)は“成功”に苛立ち
高石あかりがヒロイン・トキを演じる「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)。ついに松江を離れ、熊本での新生活が始まった松野家。しかし第20週「アンタ、ガタ、ドコサ。」が描いたのは、新天地の高ぶりではなく、豊かさゆえの空白だった。女中を雇い、不自由のない暮らしを手に入れたはずのトキたちは、手持ち無沙汰で暇を持て余している。インスピレーションが得られず執筆が捗らないヘブン(トミー・バストウ)、手毬唄すら許されないトキや母のフミ(池脇千鶴)、そしてふたたび怪しげな動きを見せる父・司之介(岡部たかし)。豊かなことは幸せなのか。 * * *
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第17週】「つかめんかった」 シンデレラにならなかったサワ(円井わん)の矜持と、トキ(高石あかり)も渡せなかった花束
高石あかりがヒロイン・トキを演じる「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)。第17週「ナント、イウカ。」では、トキの友人・サワ(円井わん)と、松江の秀才で“半分弱”こと庄田(濱正悟)の恋の芽生えが描かれる。しかし、最終的に成就はしなかった。選ばれなかった人生の尊厳を、これ以上ないほど丁寧に描くこととなった17週。庄田の誠実なプロポーズを前に、サワは「つかめんかった」と言い、差し出された未来を手放す。その選択は、決して悲劇として処理されない。トキという“シンデレラ”の存在を横に置きながら、「ばけばけ」は、幸福の物語から零れ落ちた場所にこそ、誇りがあるのだと語りかけてくる。
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第14週】嘘から始まる家族 トキ(高石あかり)らが叫ぶ「だらくそ!」でつながる絆
高石あかりがヒロイン・松野トキを演じる「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)。トキと異国の教師・ヘブン(トミー・バストウ)が、ついに夫婦になった。その祝福の裏で、登場人物たちがそれぞれに「嘘」を抱えていたことが明るみに出た第14週は、清廉潔白な正しさだけでは成り立たない、人間関係の機微が描かれた。「本音」だけが家族を形作るのではない。ときには「嘘」こそが、大切な人の心を守る防波堤となる。第14週は、そんな“あたたかな偽り”が交差し、歪な形をしながらも真実の家族へと近づいていく、そんな再生の物語だった。
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第13週開始】“両片思い”に忍び寄る影 銀二郎(寛一郎)とイライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)の来訪が揺らす心模様
怪談好きのヒロイン・松野トキ(高石あかり)が明治の松江で懸命に生きる朝ドラ「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)。第13週「サンポ、シマショウカ。」では、トキとヘブン(トミー・バストウ)の間に静かに流れる“両片思い”の空気が濃くなる。一方で、4年ぶりに松江へ戻った銀二郎(寛一郎)や、遠路はるばるやってきたイライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)により、登場人物たちの心の距離が奇妙なほど交差していく。すれ違い、察し合い、遠回しに想いを届けようとする彼らの関係性は、どこか“怪談”のような切なさを帯びていた。
特集special feature
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第12週開始】カイダンがつないだ心の革命 トキ(高石あかり)とヘブン(トミー・バストウ)言葉を超えた奇跡
通じない言葉や誤解、すれ違いもあったヒロイン・トキ(高石あかり)と、異国の教師・ヘブン(トミー・バストウ)。異文化のなかで翻弄されてきたふたりが、ついに「通訳がいらない瞬間」に辿り着いた。NHK連続テレビ小説「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)第12週「カイダン、ネガイマス。」は、ふたりが“怪談”という共通言語を見つけた週だった。恐ろしく、気味が悪いはずの怪談は、実はもっと深いもの。感情の伝達手段としての怪談が、ふたりの心を繋ぐ瞬間が見られた週だった。
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第11週】松江の冬、凍る言葉 逃がすヘブン(トミー・バストゥ)と壊しかけたトキ(高石あかり)
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)第11週「ガンバレ、オジョウサマ。」は、寒空の松江で交差する人々の“心の温度”が印象深い一週間だった。異国からやってきた英語教師・ヘブン(トミー・バストウ)を通訳として支えている錦織友一(吉沢亮)。彼は静かにヘブンとの距離を置き、女中のトキ(高石あかり)は湯たんぽを壊そうとし、ヘブン(トミー・バストウ)はメジロのチェアを逃がす。それらはすべて、誰かを想うがゆえの“不器用な優しさ”だった。本心を言葉にできず、行動でしか示せなかった人々の気持ちが、すれ違いながらも確かに通じ合っていく。そんな様子を見つめた第11週を、「感情の取扱説明書」という視点で読み解いてみたい。
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第11週開始】松江の冬に芽吹く思い リヨ(北香那)のプロポーズとヘブン(トミー・バストゥ)に残る“痛み”
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)第11週「ガンバレ、オジョウサマ。」において、“通りすがり”の象徴として描かれる異人・ヘブン(トミー・バストウ)が、ようやく自らの過去を語り始める。結婚していた事実、そして居場所を定めることへの恐れ――。まっすぐな想いをヘブンに寄せる、江藤知事(佐野史郎)の娘・リヨ(北香那)のプロポーズをきっかけに、誰かとともに生きることの難しさと、それでも人と心を通わせようとする希望が新年を迎えた松江で交錯する。
【NHK朝ドラ「ばけばけ」第10週】「トオリ、スガリ。」に漂う気配 すれ違うトキ(高石あかり)と小谷(下川恭平)の一方で…
松野トキ(高石あかり)と異国の教師・ヘブン(トミー・バストウ)、そしてトキに恋する小谷(下川恭平)も登場したNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(毎週月~土曜午前8時、NHK総合ほか)の第10週は、「トオリ、スガリ。」がタイトルだった。季節は冬、松江の凍てつく寒さが人々の心の距離を浮かび上がらせていく。体調を崩すヘブン、看病に励むトキ、ランデブーに誘う小谷――その交錯の果てに描かれたのは、あたたかな想いの片鱗とすれ違いだった。怪談を愛するヒロインの揺れる心を軸に、「ばけばけ」第10週を振り返る。


















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