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「鬼滅の刃」に関する記事一覧

「遊郭の鬼」妓夫太郎が戦闘中に“おしゃべり”をやめない理由――セリフの裏に隠された「切なる願い」
「遊郭の鬼」妓夫太郎が戦闘中に“おしゃべり”をやめない理由――セリフの裏に隠された「切なる願い」 【※ネタバレ注意】以下の内容には、今後放映予定のアニメ、既刊のコミックスのネタバレが含まれます。 『鬼滅の刃』遊郭編の鬼・妓夫太郎は圧倒的な強さで鬼殺隊を苦しめた。長髪のやせこけた風貌や血まみれの鎌を操る姿から“負のオーラ”がにじみ出る妓夫太郎だが、意外とも思える特質がある。それは「おしゃべり」なことだ。戦闘中も終始、宇髄天元や炭治郎に話しかけ、ときには褒めそやしたり、情をかけたりもする。人間社会を憎んでいるはずの妓夫太郎が、人間たちと“おしゃべり”を続けようとする真意は何か。彼のセリフからひもといてみる。
2400人に聞いた『呪術廻戦』『鬼滅の刃』で好きな声優 1位は「女心をくすぐる」イケボ!
2400人に聞いた『呪術廻戦』『鬼滅の刃』で好きな声優 1位は「女心をくすぐる」イケボ! 2020年10月に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、興行収入400億円を突破し日本映画の記録を塗り替えた。また、昨年12月24日から公開されている『劇場版 呪術廻戦 0』もすでに興収85億円を突破(1月18日時点)し、大ヒットを続けている。両映画では、人気キャラクターの声優たちにも注目が集まり、その巧みな演技は多くの観客を魅了した。
『鬼滅の刃』なぜ鬼殺隊は戦いに不利な「夜」の闇の中で戦うのか?
『鬼滅の刃』なぜ鬼殺隊は戦いに不利な「夜」の闇の中で戦うのか? 【※ネタバレ注意】以下の内容には、今後放映予定のアニメ、既刊のコミックスのネタバレが含まれます。 『鬼滅の刃』アニメ2期の「無限列車編」「遊郭編」では、鬼たちが太陽の光を恐れている場面が数多く描かれている。最強の鬼・鬼舞辻無惨は太陽克服を目論んでいるが、計画が進まずにいら立つ。無限列車の戦闘に途中から参戦した猗窩座は、あれだけの強さを誇りながら、陽光が差すとに必死に逃亡する。そして遊郭の鬼・堕姫は夜の街に潜むことでしか生きられなかったことを吐露している。逆にいえば、鬼殺隊は「太陽の光」がある昼に戦えば戦闘を有利に運ぶことができるのだが、さまざまな理由から、それを選ばない。なぜ彼らは不利な条件のもと、夜の闇で戦うのだろうか?
『鬼滅の刃』「遊郭編」のメッセージは「生きろ」―煉獄杏寿郎から継承された鬼殺隊の本懐
『鬼滅の刃』「遊郭編」のメッセージは「生きろ」―煉獄杏寿郎から継承された鬼殺隊の本懐 【※ネタバレ注意】以下の内容には、今後放映予定のアニメ、既刊のコミックスのネタバレが含まれます。 『鬼滅の刃』は、か弱い人間が生身のまま「鬼」という強大な敵と戦うことから、戦闘による死者・負傷者の数が極めて多い。そして、鬼の討伐にあたる剣士たちの年齢が比較的低いことから、「若者の生命を軽んじているのでないか」という批判にさらされたことがあった。しかし、アニメ2期「遊郭編」が内包するテーマは「生きる」ということではないか。遊郭編4話では、キャラクターのセリフから、「生」のメッセージを感じ取ることができる。ここでは『鬼滅の刃』における「生」と「死」のありようについて考えてみる。<本連載が一冊にまとめられた「鬼滅夜話」が発売されました>
『鬼滅の刃』 “遊郭の鬼”の言葉ににじむ「生きること」への苦悩――なぜ堕姫は“人間”の遊女として働くのか
『鬼滅の刃』 “遊郭の鬼”の言葉ににじむ「生きること」への苦悩――なぜ堕姫は“人間”の遊女として働くのか 【※ネタバレ注意】以下の内容には、今後放映予定のアニメ、既刊のコミックスのネタバレが含まれます。 『鬼滅の刃』アニメ2期「遊郭編」の第3話では、ついに遊郭に潜む鬼「堕姫(だき)」が登場した。堕姫は鬼でありながら人間に擬態し、遊郭で人気を博す華やかな花魁を「演じて」いた。だが、“人間”としての堕姫の言葉からは、周囲へのいら立ちと激しいストレスが感じられる。「人を喰う」ことが本能である鬼が、無理をして人間社会に適合し、遊女として仕事までしていたことは異様とも言える。なぜそこまでして堕姫は“人間の遊女”として振る舞ったのか。堕姫の行動、セリフを掘り下げることでその理由を考察してみる。<本連載が一冊にまとめられた「鬼滅夜話」が発売されました>

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『鬼滅の刃』宇髄天元が引き継いだ煉獄杏寿郎の“遺志”――炭治郎たちに見せる「柱」としての背中
『鬼滅の刃』宇髄天元が引き継いだ煉獄杏寿郎の“遺志”――炭治郎たちに見せる「柱」としての背中 【※ネタバレ注意】以下の内容には、今後放映予定のアニメ、既刊のコミックスのネタバレが含まれます。 いよいよアニメ版『鬼滅の刃』の遊郭編が始まった。待望の新シリーズでは、美しい「音柱」宇髄天元が登場する。煉獄杏寿郎の死によって悲しみにくれる炭治郎たちは、“ド派手な”宇髄のペースに巻き込まれ、いつものにぎやかさを取り戻していく。情熱的だった煉獄と冷静で飄々(ひょうひょう)とした宇髄。タイプは違えども、炭治郎たち後輩剣士への思いは「柱」として同じであった。煉獄から宇髄、そして炭治郎たちへ継承された“遺志”とは――。<本連載が一冊にまとめられた「鬼滅夜話」が発売されました>

特集special feature

    「私も摘まれた若い芽でした」 いまは心にエア煉獄さん 『鬼滅の刃』が持つ言葉の力
    「私も摘まれた若い芽でした」 いまは心にエア煉獄さん 『鬼滅の刃』が持つ言葉の力 市松模様の柄をよく見るようになった。「全集中の呼吸」「心を燃やせ」、そんな言葉もよく聞くようになった。主題歌「紅蓮華」や「炎」は耳にすっかりなじんだ。多くの人を巻き込み、社会現象ともいえるヒットが起こる背景には、何があるのか。AERA 2021年12月6日号から。
    なぜ我妻善逸は猗窩座戦に参加しなかったのか――善逸が「ひとりで戦う」理由 植朗子
    なぜ我妻善逸は猗窩座戦に参加しなかったのか――善逸が「ひとりで戦う」理由 植朗子 【※ネタバレ注意】以下の内容には、今後放映予定のアニメ、既刊のコミックスのネタバレが含まれます。 28日、アニメ「鬼滅の刃」無限列車編が最終回を迎えた。フィナーレでは上弦の鬼・猗窩座と炎柱・煉獄杏寿郎が文字通りの死闘を演じた。この“炎柱の最後の戦い”を炭治郎と伊之助がすぐそばで見届けたのに対して、善逸だけはその場にいなかった。なぜ善逸は“ひとり”別の場所にいたのか? そこには、善逸ならではの“戦い方”の流儀があった。<本連載が一冊にまとめられた「鬼滅夜話」が即増刷され、好評発売中です>
    「鬼滅」作者・吾峠呼世晴氏が天才たるゆえん 植朗子氏が分析
    「鬼滅」作者・吾峠呼世晴氏が天才たるゆえん 植朗子氏が分析 時代に名を残す大ヒット作品となった『鬼滅の刃』。この作品が名作であるゆえんは、作者・吾峠呼世晴氏が構築する「独特の世界観」にあることは言うまでもない。魅惑的なキャラクター造形、耽美的な悪、秀逸なセリフ回し、モノローグの使い方など、名篇といわれる文学作品に通じる技巧も駆使されている。AERA dot.で『鬼滅の刃』の連載を持つ神戸大学研究員の植朗子氏が、文学研究者の視点から吾峠氏の世界観を分析した。<本連載が一冊にまとめられた「鬼滅夜話」が発売中>
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