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「読書」に関する記事一覧

水野美紀 3歳になり即興オリジナルソングを歌う我が子との「トイレ・トレーニング」への決意表明
水野美紀 3歳になり即興オリジナルソングを歌う我が子との「トイレ・トレーニング」への決意表明 水野美紀さん イラスト:唐橋充  42歳での電撃結婚。そして伝説の高齢出産から2年。母として、女優として、ますますパワーアップした水野美紀さんの連載「子育て女優の繁忙記『続・余力ゼロで生きてます』」。先日3歳の誕生日を迎え、オリジナルソングを即興で歌うようになった我が子。そして子育てはまた一つの山場へ……そう、トイレ・トレーニングである。果たしてうまくいくのか!?
「義父が荷物を全て私に持たせる」理由…50代主婦の相談に鴻上尚史が憂慮した“無償の労働力”という意識
「義父が荷物を全て私に持たせる」理由…50代主婦の相談に鴻上尚史が憂慮した“無償の労働力”という意識 結婚当初から、「義父が自分の荷物を全て私に持たせる理由が知りたい」と投稿してきた50代主婦。嫌なわけではないと言う相談者に、鴻上尚史が憂慮したのは「妻を無償の労働力」とする日本の変わらぬ意識だった……。 【相談75】義父が私に荷物を持たせる理由が知りたい(50代 女性 元気な主婦)  はじめまして。鴻上さんのユーモア溢れる優しい回答を目にし、ぜひ相談させて頂きたくメール致しました。私は所謂長男の嫁、義父母はともに70代前半です。相談は義父の事なのですが、結婚当初から自分の荷物は全て私に持たせます。どんなに沢山でも重くても全部です。義母はもちろん、息子である主人にも義妹にも絶対持たせません。それこそ、ペットボトル1つ自分で持たず無言で私に渡します。主人は持病があるため頼む事も出来ずいつも私が全部の荷物を運びます。  嫌なわけではないのです、今現在持つ体力があるのですから。ただ、義父の心理が知りたいのです。その理由が腑に落ちたら荷物運びも違う気持で出来そうな気がするのです。義父よりはずっとお若いですが、男性である鴻上さんに義父の心理を推理してみて頂けないでしょうか? お忙しいなか些細な問題で恐縮なのですが、よろしくお願いします。 【鴻上さんの答え】  元気な主婦さん。じつは、元気な主婦さんの質問に答えるかどうか迷いました。  それは、僕の考える「義父の心理」が、元気な主婦さんを悲しませてしまうと思ったからです。  たぶん、僕だけではなく、元気な主婦さんの相談を読んで、「そんなの決まってるじゃないの! ああ、腹が立つ!」と怒っている女性は多いと思います。  義父が「結婚当初から自分の荷物は全て私に持たせます。どんなに沢山でも重くても全部です」という理由は、元気な主婦さんを、一人の人格を持った女性とは認識していないからです。  では、なんだと思っているかというと、ただの使用人とか便利な奉公人です。  びっくりしたでしょうか。  年配になればなるほど、こういう風に考えている男性は多いと思います。  日本の近代小説では、特に、農家に嫁入りした女性が、一人の人格を持つ女性とは認められず、無償の労働力としか思われてない描写が何度も出てきます。
“金儲けの神様”をソデにしたカリスマ女性経営者の思惑
“金儲けの神様”をソデにしたカリスマ女性経営者の思惑 小林照子さん(撮影/写真部・片山菜緒子) ※写真はイメージです(Gettyimages)  人生はみずからの手で切りひらける。そして、つらいことは手放せる。美容部員からコーセー初の女性取締役に抜擢され、85歳の現在も現役経営者として活躍し続ける伝説のヘア&メイクアップアーティスト・小林照子さんの著書『人生は、「手」で変わる』からの本連載。今回は、“おいしい”仕事の声がかかったときに考えるべきことについてお伝えします。
坂口安吾が告発した「競輪八百長」事件の残念な結末…文豪の意外な素顔
坂口安吾が告発した「競輪八百長」事件の残念な結末…文豪の意外な素顔 夏目漱石、森鴎外、菊池寛、石川啄木、太宰治など、明治・大正・昭和に活躍した文豪たちの悪口を集めた『文豪の悪態 皮肉・怒り・嘆きのスゴイ語彙力』(朝日新聞出版)。大作家たちの言葉な巧みな語彙は、悪口といえども不思議な奥深さを感じさせる。本書の著者で大東文化大学教授の山口謠司氏が、『堕落論』『白痴』などの作品を残した坂口安吾が失敗に終わった「競輪八百長」事件を紹介する。

この人と一緒に考える

小学生で人生を「諦めた」 究極のシンプルライフにたどり着いた男の境地
小学生で人生を「諦めた」 究極のシンプルライフにたどり着いた男の境地 明治の文化を調べて日々“遊んでいる”という作家の山下泰平さんが、数年前から注目しているのが明治時代の「簡易生活」。人づきあいや見栄・虚飾を一切やめるという究極のシンプルライフのことだ。その実態は『簡易生活のすすめ――明治にストレスフリーな最高の生き方があった!』いう一冊にもなっている。そんな山下さんが語る「諦め」について。
相模原障害者殺傷事件 死刑が確定した植松聖が記者の「最後に伝えたいことは」に返した意外な言葉
相模原障害者殺傷事件 死刑が確定した植松聖が記者の「最後に伝えたいことは」に返した意外な言葉 神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」での大量殺傷事件で、死刑判決が確定した植松聖死刑囚(30)。植松死刑囚と19回もの面会を重ね、取材を続けてきた朝日新聞横浜総局の神宮司実玲記者は、事件の詳細をまとめた『相模原障害者殺傷事件』(朝日新聞取材班・著、朝日文庫)でも文章を寄せている。神宮司記者が事件を振り返る。
41本中39本が元本割れ!「年金代わり」に郵便局の投資信託は要注意
41本中39本が元本割れ!「年金代わり」に郵便局の投資信託は要注意 今この瞬間も、「郵便局」で、あなたのお金が危険に晒されているかもしれない。かんぽ生命の不適切販売が記憶に新しい日本郵政グループ、傘下のゆうちょ銀行では、貯金運用のリスク高騰に加え、投資信託販売でも不正が多くあったと報じられる。老後の「年金」がわりに加入している高齢者も多い郵便局の投資信託で気をつけるべき点は何か。経済ジャーナリスト荻原博子氏の著書『「郵便局」が破綻する』(朝日新聞出版)から、一部抜粋・再構成して紹介する。

特集special feature

    紫外線の社会史 見えざる光が照らす日本
    紫外線の社会史 見えざる光が照らす日本 紫外線といえば、現代では「美白の敵」「皮膚がんの原因」などもっぱら忌避される対象だが、1920年代には、くる病を予防し、免疫力を高めるものとしてもてはやされ、「太陽灯」なる紫外線ランプまで商品化されていたという。本書は、この不可視の光線を有益とするか有害とするか、その言説が時代に応じて揺れ動いていくさまを見極めることで、近代以降の日本社会の一断面に焦点を当てる、異色の科学史=社会史である。
    「一億総中流」を信じた日本人の行く末…貧困と格差が見せつけた「階級社会」の現実とは
    「一億総中流」を信じた日本人の行く末…貧困と格差が見せつけた「階級社会」の現実とは 高度経済成長期の日本は「一億総中流」などと言われ、格差の小さい国だと内外から指摘されて来た。しかし、社会学者の橋本健二氏は著書『中流崩壊』で、格差は1970年代後半から既に広がり出していたと指摘している。また、日本人の大多数が自身を中流だと認識した理由を分析し、中流階級の実相に迫っている。産業構造の変化や新型コロナ禍により階級の分化が進む今、日本社会はどうなっていくのか。同書より一部を紹介する。

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