「揺さぶられっ子症候群」で虐待を疑われた“無実の親”はなぜ生まれたのか…「元弁護士の報道記者」が映画監督として伝えたかったこと
「揺さぶられっ子症候群」(通称SBS)という言葉をご存じだろうか。乳幼児の上半身を前後に激しく揺さぶることで頭部に強い回転性の外力が加わり、脳の中などに損傷が生じる症候群のことだが、2010年以降、これを理由に多くの保護者が「虐待」の疑いで逮捕、起訴された。だが、後にこのSBSの認定を巡って裁判の中で疑義が生じ、「逆転無罪」となるケースが相次いだ。この冤罪(えんざい)被害者を取材してきた関西テレビの報道ディレクター・上田大輔さん(46)は、これまでの取材をもとに映画「揺さぶられる正義」(9月20日公開)を監督した。元弁護士でありながら報道記者になったという異色の経歴を持つ上田さんは、なぜSBSに焦点を当て映画をつくったのか。取材を続ける中で「揺れ動いていた」という思いを聞いた。



















