NEW 「生きているか死んでいるか、どこでわかるの?」 “未知の不安”を体験する一作「落下音」 1910年代、ドイツの農村地帯。農場の少女アルマは村で死んだ同じ名前の少女の気配に気づく。1940年代、同じ農場で暮らすエリカは片足を失った叔父へ想いを募らせる。1980年代のアンゲリカ、現代のレンカ──異なる時代の少女たちが同じ場所で体験するものとは? 第78回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した鮮烈にして衝撃の話題作「落下音」。マーシャ・シリンスキ監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 1時間前
中村千晶 「ずっと抱っこしたいと思ってたのに」 母子支援施設の“リアル”追う一作「そして彼女たちは」 ベルギーにある若くして妊娠した女性たちを支援する施設で暮らす5人の少女。ジェシカは大きなおなかを抱えながら、かつて自分を養子に出した母親に会おうとする。ペルラは赤ん坊を連れて少年院から出所してきた恋人に会うが、すげなくされてしまう──。名匠ダルデンヌ兄弟が、戸惑い悩む少女たちの選ぶ道を描いた真骨頂にして新境地「そして彼女たちは」。脚本も務めたジャン=ピエール監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 3/29
中村千晶 「幸せに生きていることを撮ってほしい」 難病の中で愛の形が滲む一作「ライフテープ」 音楽制作やダンスに取り組むアーティストの隆一と妻の朱香(あやか)。生まれたばかりの珀久(はく)と、猫のフィガロを交えた彼らの暮らしには笑顔が絶えない。だが、珀久は約12万人にひとりという難病「メンケス病」を抱えていた──。安楽涼監督が親友の家族の日常をカメラに収めた愛とやさしさに溢れるドキュメンタリー「ライフテープ」。安楽涼監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGsやさしくなりたいやさしくなりたいプロジェクトやさプロほっこり図書館映画館 3/22
中村千晶 実在した“マグダレン洗濯所”の女性たちの過酷な境遇 映画「決断するとき」 1985年、アイルランドの町。石炭販売店を営むビル(キリアン・マーフィー)は妻と5人の娘たちと慎ましく暮らしていた。ある日、ビルは配達のために訪れた地元の修道院で、少女に「ここから出してほしい」と懇願される。その場所の現実を知ってしまったビルは、良心の呵責に悩み──?アイルランドに実在した“マグダレン洗濯所”を舞台に、人間のあり方を問うドラマ「決断するとき」。ティム・ミーランツ監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 3/15
中村千晶 主人公は医師ではなく“看護師” スイスの州立病院の取材をもとにした一作「ナースコール」 スイスのとある州立病院に、看護師のフロリア(レオニー・ベネシュ)が出勤した。慢性的に人手不足の病院には多様な言語とルーツをもつ人々が搬送されてくる。26人の患者をひとりで担当するフロリアは目の回るような忙しさのなか、患者たちに誠実に接していたが、ある出来事が起き──。取材をもとに看護師のリアルな一日を観る人に追体験させるスリリングなドラマ「ナースコール」。脚本も務めたペトラ・フォルペ監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 3/8
中村千晶 アカデミー賞俳優ブレンダン・フレイザーが依頼者の要望を“演じる”感動作「レンタル・ファミリー」 東京に暮らす俳優フィリップ(ブレンダン・フレイザー)は、仕事に恵まれない日々を過ごしていた。あるとき葬儀で弔問客を演じる仕事を引き受けたことから、彼は依頼者の要望でさまざまな役を演じるレンタルファミリー社で働くことになり──。アカデミー賞俳優ブレンダン・フレイザーが日本人監督HIKARIとタッグを組んだ感動作「レンタル・ファミリー」。HIKARI監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 3/1
中村千晶 「母がここで首を吊った。この椅子で」 親子の葛藤を描く一作「センチメンタル・バリュー」 俳優のノーラ(レナーテ・レインスヴェ)と、家庭を築いた妹アグネス(インガ・イブスドッテル・リッレオース)。姉妹の前に長らく音信不通だった映画監督の父グスタフ(ステラン・スカルスガルド)が現れる。父は娘ノーラに自身の復帰作に出演してほしいと頼むが、父を許せないノーラは拒絶し──。第78回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞し、本年度アカデミー賞8部門9ノミネートの注目作「センチメンタル・バリュー」。脚本も務めたヨアキム・トリアー監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 2/22
中村千晶 発達に遅れがある息子のためだけに生きてきた母親の乱れる心 映画「私のすべて」 パリ郊外に暮らすモナ(ロール・カラミー)は発達に遅れがある30歳過ぎの息子ジョエル(シャルル・ペッシア・ガレット)を一人で育ててきた。ある日、モナはジョエルと同じ作業所で働くオセアン(ジュリー・フロジェ)が彼の子を妊娠したと知る。自身の若さや欲望を封印し、息子のためだけに生きてきたモナの心は乱れ──。アンヌ=ソフィー・バイイ監督が若き日に老人ホームで出会ったある母娘をモチーフに描いた繊細なドラマ「私のすべて」。脚本も務めた監督に本作の見どころを聞いた。AERA 2026年2月16日号より。 シネマ×SDGs 2/15
中村千晶 「リング」「呪怨」「伊藤潤二」に影響を受けた監督が描く 全米ヒット作“共依存ボディ・ホラー”「トゥギャザー」 長年の恋人であるミュージシャン志望のティム(デイヴ・フランコ)と小学校教師のミリー(アリソン・ブリー)は関係に行き詰まりを感じていた。心機一転、田舎の一軒家に移り住んだ2人は、ある日道に迷い、不気味な地下洞窟で一夜を過ごす。その直後からティムの身体に異変が起きはじめ──!? 全米でスマッシュヒットを記録した、かつてない“共依存ボディ・ホラー”「トゥギャザー」。脚本も務めたマイケル・シャンクス監督に本作の見どころを聞いた。AERA 2026年2月9日号より。 シネマ×SDGs 2/8
中村千晶 “アイドル恋愛禁止ルール”に切り込む 実際に起きた裁判から着想を得た一作「恋愛裁判」 アイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のセンター・山岡真衣(齊藤京子)は中学時代の同級生・間山(倉悠貴)と偶然再会し、恋に落ちる。だが「恋愛禁止ルール」を課せられていた彼女は、所属事務所から契約違反で訴えられてしまう──。実際の裁判に着想を得て、カンヌ国際映画祭カンヌプレミア部門に正式出品された話題作「恋愛裁判」。深田晃司監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 2/1
中村千晶 “ホロコースト生存者の父”を持つ娘が自身らのルーツを辿る一作「旅の終わりのたからもの」 1991年、NY生まれのルーシー(レナ・ダナム)はホロコーストの生存者である父(スティーヴン・フライ)と、父の故郷・ポーランドにやってきた。自身のルーツを知ろうとするルーシーだが、父はのらりくらりとかわす。ちぐはぐな父娘の旅の最後にルーシーが知る衝撃の事実とは──。作家リリー・ブレットの実体験をもとにした小説をホロコースト生存者の孫である監督が映画化した「旅の終わりのたからもの」。ユリア・フォン・ハインツ監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 1/25
中村千晶 「逃げ場に山小屋を選んだ若者もいる」 八ヶ岳で小屋を営む人々に密着したドキュメンタリー 長野県と山梨県にまたがり南北に連なる八ヶ岳には多くの山小屋が存在する。冬は氷点下になり、コンビニも車もない過酷な状況のなかさまざまな想いで小屋を営む「小屋番」になった人々がいる。美しい八ヶ岳の自然と彼らの生き方を、山岳写真家・菊池哲男の案内でめぐるドキュメンタリー「小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版」。深澤慎也監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 1/18
中村千晶 「言葉を手に入れました」 ろう者の少年に4年密着したドキュメンタリー「ぼくの名前はラワン」 イラクで育ったクルド人少年ラワンは生まれつき耳が聞こえないろう者だ。ラワンの将来を案じた一家はイギリスに渡り、ラワンはろう学校に通えることになる。イギリス手話と口話を学びようやく言葉を手に入れたラワンだが、一家に国外退去の危機が訪れて──?ラワンの4年間を追いかけたドキュメンタリー「ぼくの名前はラワン」。エドワード・ラブレース監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGsやさしくなりたいやさしくなりたいプロジェクトやさプロほっこり図書館映画館 1/11
中村千晶 「私が自分を忘れてしまったら教えてくれる?」 認知症になった女優を基にしたドラマ「喝采」 大女優リリアン・ホール(ジェシカ・ラング)はチェーホフの「桜の園」の上演を控え、稽古に励んでいた。だが、ある日稽古中に言葉を失い、周囲を混乱させてしまう。医師から認知症を宣告されてもなお、リリアンは舞台に立ち続けたいと願うが──?!実在の女優をモデルにした感動のドラマ「喝采」。マイケル・クリストファー監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGsやさしくなりたいやさしくなりたいプロジェクトやさプロほっこり図書館映画館 12/31
中村千晶 針と糸でブリーフケースを盗む裁縫クライムサスペンス「世界一不運なお針子の人生最悪な1日」 スイスの小さな町に暮らすお針子バーバラ(イヴ・コノリー)の人生は崖っぷちだった。友人も恋人もなく、亡き母から譲られた店は倒産寸前。そんなある日、バーバラは事件の現場に遭遇する。そして針と糸を武器に運命の三択をするが──?! 世界中で大絶賛のお裁縫クライムサスペンス「世界一不運なお針子の人生最悪な1日」。脚本も務めたフレディ・マクドナルド監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 12/21
中村千晶 着想は富豪「オリガルヒ」の地下シェルター 人類が滅亡した未来描くミュージカル「THE END(ジ・エンド)」 地球に人が住めなくなって25年。母(ティルダ・スウィントン)、父(マイケル・シャノン)、息子(ジョージ・マッケイ)は豪華な地下シェルターで暮らしていた。だが、そこに見知らぬ少女が現れ──?! 「アクト・オブ・キリング」のドキュメンタリストがミュージカルで描く人類の物語「THE END(ジ・エンド)」。ジョシュア・オッペンハイマー監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 12/14
中村千晶 「真実を報道しないと」 ソ連の共産主義支配下のチェコで起こった民主化運動“プラハの春”当時を描く一作「プラハの春 不屈のラジオ報道」 1968年、ソ連の共産主義支配下のチェコスロバキアで若者たちの民主化運動が起こる。トマーシュ(ヴォイチェフ・ヴォドホツキー)は運動に参加する弟を見逃す代わりに国営ラジオ局でスパイをさせられる。が、真実を報道せんとする局員たちを前に葛藤する。そして「プラハの春」が訪れ──?!「プラハの春 不屈のラジオ報道」のイジー・マードル監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 12/7
中村千晶 「虐殺は人道に反する不正義」 イスラエル・ガザ攻撃で友を失った監督が訴える一作「手に魂を込め、歩いてみれば」 イスラエルによるガザ攻撃が続く2024年。監督のセピデ・ファルシは24歳のパレスチナ人フォトジャーナリスト・ファトマと出会い、ビデオ通話を通じて現地の様子を記録する。が、25年4月にファトマは帰らぬ人となり──。今年のカンヌ国際映画祭ACID部門に選出されたドキュメンタリー「手に魂を込め、歩いてみれば」。脚本も務めたセピデ・ファルシ監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 11/30
中村千晶 「最初から結婚しなきゃいいのに」 なぜ夫婦はもめるのかを考える一作「佐藤さんと佐藤さん」 佐藤サチ(岸井ゆきの)と佐藤タモツ(宮沢氷魚)は大学で出会い、同棲を始める。5年後、弁護士を目指すタモツは司法試験に落ち続け、サチは彼を励まそうと一緒に勉強を始める。3年後、受かったのはサチのほうだった。さらにサチの妊娠がわかり――? 夫婦の15年間をリアルに描く物語「佐藤さんと佐藤さん」。脚本も務めた天野千尋監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 11/23