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米倉昭仁

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米倉昭仁の記事一覧

相次ぐ悲惨な水難事故 「人はあっという間に静かに沈む」筆者が体験した川で溺れることの恐怖
相次ぐ悲惨な水難事故 「人はあっという間に静かに沈む」筆者が体験した川で溺れることの恐怖 夏休みに入り、各地で悲しい水難事故が相次いでいる。7月21日には福岡県宮若市の犬鳴川で川遊びをしていた小学6年生の児童が一度に3人も亡くなった。警察庁によると、昨年7~8月の水難発生件数は459件。特に中学生以下の子どもの事故は夏に集中し、昨年の水難事故の48%がこの2カ月間に集中している。さらに子どもが溺れて亡くなるケースの約半数が「川」で起きている。筆者が実際に体験したケースを踏まえ、危険な川の特徴と溺れたときの対処法を取材した。
「撮影罪」から除外された「アスリート盗撮」 それでも「悪質な事案は逮捕される」と弁護士が語る理由
「撮影罪」から除外された「アスリート盗撮」 それでも「悪質な事案は逮捕される」と弁護士が語る理由 盗撮を罰する「性的姿態撮影罪(撮影罪)」が7月13日から施行された。正当な理由なくひそかに性的な部位や下着などを撮影した場合、3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科せられる。一方、ユニホーム姿のアスリートの胸や尻をねらって撮影する、いわゆる「アスリート盗撮」は規制の対象外となった。インターネット上には卑劣なアスリート盗撮画像があふれる。それに対して、「選手の撮影をすべて禁止にすればいい」との声も上がる。ところが、アスリート盗撮の撲滅に奔走してきた日本陸上競技連盟(陸連)で評議員・法制委員会副委員長を務める工藤洋治弁護士は「撮影の全面禁止には絶対反対」だという。真意を聞いた。
留置場の弁当が原因で「脚気」に 中身は白米とコロッケ…静かに広まる「ビタミンB1欠乏症」
留置場の弁当が原因で「脚気」に 中身は白米とコロッケ…静かに広まる「ビタミンB1欠乏症」 留置場の食事が原因で「脚気(かっけ)」になった――。さいたま地裁は6月、埼玉県警川口署に勾留されていた男性の訴えを認め、県に55万円の損害賠償を命じる判決を出した。健康上必要な量のビタミンB1が、食事に含まれていなかったことが発症の原因と認定した。ビタミンB1の不足は、倦怠感や食欲不振、足のむくみ、さらに悪化すると「脚気心」とも呼ばれる心不全を起こす。食生活が改善された現在、脚気は過去の病気と思われがちだが、実は栄養バランスの悪い食事による脚気や、生活習慣病として「隠れビタミンB1欠乏症」が静かに広まっているという。
「管理教育はやめろ」と批判殺到の公立中学の授業を取材、生徒の声は? 脈拍データ把握の真意
「管理教育はやめろ」と批判殺到の公立中学の授業を取材、生徒の声は? 脈拍データ把握の真意 先月21日、共同通信の記事「『聞いてるふり』は通じない? 集中しない生徒をリアルタイムで把握 教員からは期待、『管理強化』に懸念も」がネットに配信されると、大きな話題になった。埼玉県久喜市立鷲宮中学校では、生徒一人一人にリストバンド型のウェアラブル端末をつけさせ、脈拍データから生徒の授業への集中度を把握しているという内容だが、これに対して「管理教育」を危惧する1500近いコメントが書き込まれたのだ。同校に取材を申し込むと、青木真一校長から「このシステムについて校内研修を行うので、実際の授業を見に来ませんか」と誘われた。
今年は「猛暑」&「台風」の当たり年に 冷夏が多いはずの“エルニーニョの年”の異変
今年は「猛暑」&「台風」の当たり年に 冷夏が多いはずの“エルニーニョの年”の異変 沖縄・奄美地方以外は梅雨明け前だというのに、全国的に最高気温30度以上の真夏日を観測する地点が続出している。東京都心でも6月16日の30.7度を皮切りに3日間真夏日が続き、29日には33.8度を記録した。7月に入っても4日に京都で36.3度、7日に新潟で37.0度の猛暑日となるなど、暑さが続いている。今年は熱帯の東太平洋の海面水温が例年よりも高くなるエルニーニョ現象が4年ぶりに発生。エルニーニョの年は冷夏になる傾向があるが、一転して、今年は猛暑になる予想だ。強い台風も多く発生する可能性が高いという。それはなぜなのか。海洋研究開発機構環境変動予測研究センターの那須野智江(なすの・ともえ)主任研究員に聞いた。
開山前に「富士山」の山小屋はすでに“ほぼ満室” 徹夜で山頂を目指す「弾丸登山」で遭難者急増の可能性も
開山前に「富士山」の山小屋はすでに“ほぼ満室” 徹夜で山頂を目指す「弾丸登山」で遭難者急増の可能性も もうすぐ富士登山のシーズンが始まる。山梨県側は7月1日、静岡県側は同月10日に山開きが行われる。「コロナ明け」の今年は、山小屋に予約申し込みが殺到し、すでにシーズン中の山小屋はほぼ満室になっている。そこで懸念されるのが、山小屋に泊まらず、徹夜で山頂を目指す「弾丸登山」による遭難だ。

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