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「Surface 3」 発売も早くも不満の声!? 「日本だけ価格高い」「wi-fiモデルがない」
新型Windowsタブレット「Surface 3」に早くも失望の声があがっている―日本マイクロソフトは5月19日、都内で「Surface 3」の発表会を行った。そこで明らかにされたのは、Surface 3が6月19日に国内で発売されるが、個人向けにはLTEモデルしか販売されないという事実だった。最も価格が安い「64GBモデル」でも8万8344円(税込み)。この価格設定に対して、ネット上では「高すぎる」といった不満の声があがっている。 Surface 3は10.8インチのWindowsタブレット。OSにWindows 8.1を搭載し、Microsoft OfficeをはじめとしたWindows向けソフトがそのまま使うことができる。薄さ8.7ミリ、重さ641グラム(LTEモデル)というコンパクトさも特徴だ。 米国版は今月7日にWi-Fiモデルだけが発売されている。一方、日本では、モバイルデータ通信が可能なLTEモデルのみが、世界に先駆けて発売される。キャリアルートでは、ソフトバンクグループの「ワイモバイル」が独占販売する。端末はSIMフリーで、一括購入すれば、NTTドコモなど他社の回線で使うことも可能だ。参考価格は64GBモデルが8万8344円(税込み)、128GBモデルが9万9144円(同)となる。 世界に先駆けて、国内でモバイルデータ通信でSurface3が使えるのはうれしい。しかし、ポケットWi-Fiやスマートフォンで通信を行うユーザーには、Surface 3のLTE通信機能は余分な機能といえるだろう。Wi-Fiのみの通信機能に絞った米国版は499ドル(日本円で約6万円、19日現在)で購入できる。為替相場が円安である点を踏まえても、日本版と比べて3万円近い価格差がある。 こうした状況に、ネットでは、「日本だけ価格が高すぎる」、「なぜ、Wi-Fiモデルは発売しないのか」という意見が出ている。国内でも法人向けにはWi-Fiモデルも販売されるが、Officeが搭載されていない。しかも価格はもっとも安いモデルでも7万4304円(税込み)だ。仮に個人が購入できても、米国版Surface 3を個人輸入で入手したほうがお得といえる。 なぜ、日本ではLTEモデルだけが販売されるのか。日本マイクロソフトのSurface & PCハードウェア戦略本部本部長の三野達也氏は、19日の会見で、その理由を説明した。 「日本はLTEのカバレッジ(利用可能な範囲)が非常に大きい国。モビリティ(移動性)の高いSurface 3という製品と、LTEのモバイルブロードバンドの組み合わせを使って、よりよくデバイスを使っていただきたい。こういう思いから、個人向けにはLTEで提供する」 確かに、日本は世界でもLTEが非常に普及している国だ。だからこそ、多くのユーザーがテザリング可能なスマートフォンを持ち歩き、余計な回線は持ちたくないという人も多く、タブレットはWi-Fi機能だけで十分という声も少なくない。 三野氏によると、国内で個人向けにWi-Fiモデルを出すかどうかはまだ決まっていないという。異例ともいえるLTEモデルに絞った販売戦略は、日本市場にどこまで受け入れられるのだろうか。 (ライター・河嶌太郎)
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