生きる 小さい頃の体験が、その後の人生を決定づけることがある。母親が愛人とダイナマイト自殺した場合、果たしてどのような人生をたどるのか。著者が半生を振り返り、見えてきたものをまとめたのが本書だ。 話題の新刊 4/4 週刊朝日
神になりたかった男 徳田虎雄 医療法人徳洲会は、鹿児島県・徳之島出身の医師徳田虎雄が自らの生命保険金を担保に建てた病院から始まった。すべての命を平等に扱う医療を志し、世界屈指の病院グループを一代で築いた。 話題の新刊 3/28 週刊朝日
吉原と日本人のセックス四〇〇年史 現在の東京・日本橋に幕府公認の遊郭が開設されて今年で400年。性風俗に詳しい二人の対談集である本書からは意外な「吉原」の姿や日本人の性愛観が浮かび上がってくる。 話題の新刊 3/28 週刊朝日
極夜行 地球上には太陽光が何カ月も届かない「極夜」というものがあるという。著者はそのまっくら闇を約4カ月間ひとり+犬1匹で探検し、現代人が忘れつつある、闇や太陽への原初の感覚を体験しようと試みる。探検家であり、数々の文学賞を受賞したノンフィクション作家でもある著者による、渾身の探検記録だ。 話題の新刊 3/28 週刊朝日
日本人と象徴天皇 来年4月30日で、平成の時代の幕が下りることが決まった。終戦直後に制定された新憲法のもと、それまで「国家元首」「大元帥」「現人神」であった天皇は「象徴天皇」という新しい存在としてスタートした。それから昭和、平成と2代にわたる象徴天皇は、いかに生きてきたのか。本書は2本のNHKスペシャルをもとに、新たな資料や証言を加えて書き下ろされた。 話題の新刊 3/22 週刊朝日
問題児 三木谷浩史の育ち方 一橋大から日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行、同期中最速でハーバード大学に留学し、帰国後にインターネット企業の楽天を創業。ピカピカのエリートに映る三木谷浩史氏だが、この評伝を読むと印象が一変するだろう。 話題の新刊 3/22 週刊朝日
司馬遼太郎で読み解く幕末・維新 司馬遼太郎の幕末・維新を題材にした作品にどのような思想が通底しているかを解き明かした一冊だ。司馬が何を描いたかでなく、何を意識的に描かなかったかを浮きぼりにすることで、司馬の歴史観を再検証する。 話題の新刊 3/7 週刊朝日
「富士そば」は、なぜアルバイトにボーナスを出すのか 大切にする会社として有名だ。社員に多額の報奨金や海外旅行を用意、アルバイトにもボーナスや有給休暇を支給する。本書には、創業者である著者の「人」と「金」に対する一貫した考え方が綴られている。 話題の新刊 3/7 週刊朝日
決断。 全盲のふたりが、家族をつくるとき ともに全盲である弁護士と声楽家の夫婦が、半生を振り返る。見えない苦しみを抱えながらも夢を実現し、恋に落ち、結婚。現在は2児の親だ。人生の局面ごとに、それぞれの視点から書かれた短い手記を連ねる。 話題の新刊 3/7 週刊朝日
羽生結弦が生まれるまで 羽生結弦が金メダル、宇野昌磨が銀メダルを獲得した平昌五輪。副題は「日本男子フィギュアスケート挑戦の歴史」。宇都宮直子『羽生結弦が生まれるまで』はこの日を予測したような本である。 平昌五輪羽生結弦話題の新刊 2/28 週刊朝日
玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ 若手歌人ふたりによる共著歌集。ある男子高校生ふたりの7月1日からの1週間が短歌によって描かれるが、日を追うごとに不穏さが増し、日常がゆらぐ。 話題の新刊 2/28 週刊朝日